どれだけの人が共感してくれるかはわからないけれどーー
レシピ本やクックパッドなどのネットレシピは、「今まで使ってこなかった調味料」や「今まで知らなかった料理方法」など、自分の中にある料理アイデアの枠(?)みたいなものを広げるのに役立つ。
ただここでの悩みが「それぞれのレシピ通り作ってみても美味しくならない」というもの。それらしき物はできるのだけれど、手間の割に美味しくない。レシピを広く浅く知っても、深くは知れない。
「それはしょうがないことなんだよ」
これは正しいんだと思う。だけれども、なんか悔しい。それに、100%正解なことでもないと数年前に気付いた。
私はたまに料理本を衝動買いする。
暇つぶしでふらりと書店の料理コーナーを通るとすごい美味しそうな写真が目に飛び込んできて(笑)、パラパラと何冊か手に取るうちに「この本はいいぞ!」という気持ちになる。ただ、実際に作ってみると美味しくない。
日が経つとまた「この本はいいぞ!」が再燃する。
ただ、実際に作ってみると美味しくない。
……
…
日が経つとまた(ry
そんな繰り返し。
前置きが長くなってしまって申し訳ない。
だけどある時、ビビっときた「この本はいいぞ!」が当たりだったのだ!!!
ただもかかしもなく、実際に作ってみると美味しかった。
私にとっては常識が覆される衝撃の出来事だったんだ。
具体的には、パスタの作り方と肉の焼き方(グリル)が良かった。
例えばポイントだったのは
- よく「油分」と「水分」をくっつける「乳化」が大切だというけれど、基本的に乳化をさせる時には(「水分」をくっつけるには)「油分」は高温ではだめ。
- 「火を通すやり方」は「火を消す」も選択肢に入る。パスタで余熱のことを考えて、短めに茹でるというのは有名かもしれないけれど、柔らかく肉を焼く時とかも使えるということ。
レシピ情報で細かな部分に気を取られてはいけなくて、全体の仕上がりまでの工程を考えて、味に影響が強く出るところを何とか見つける。そして、その部分をひときわ丁寧にやるというのを第1に意識するようになった。
発見のまとめ:
自分にとっての「当たり!」なレシピ本は必ずどこかにある(私はまだ1冊しか見つけられていないので、多くは見つからないと思うけれど)
(ちなみに、"私にとっての" その1冊『「ラ・ベットラ」落合務のパーフェクトレシピ』▼)